たばこ増税

厚生労働省の新大臣が
たばこへの健康被害を理由に、
増税を主張したことが
問題になっていますね。


問題だと周りが騒ぎ出したとたん、
「前から決まっていることだし、
 私の意見ではない」
というような釈明をしたのが、
あまりにもお粗末に感じました。


前から決まっていたことで、
周知されていることであれば、
わざわざ話す必要はありません。
また周知されていないとしても、
重要な事でなければ
話す理由にはなりません。


結局、その話題を人前で話したということは、
自分がその事を大事だと思っているからであり、
そのためにあえて主張するわけです。
自分の意見そのものであるはずです。


自分の意見ではないのに、
あのような会見内容になるとしたら、
考えられることは一つです。


最初の会見での内容は、
官僚にこのことを話しなさい
と言われたから話したという、
操り人形状態だったこと。


そして、次の会見では、
自分が官僚の言いなりでしたと
赤裸々に告白するのは
プライドが許さないので、
屁理屈を話して誤魔化した。
こう考えれば話の流れ的には
間違っていません。


しかし、どっちにしろかっこわるいですよね。


だいたい、400円のたばこを700円にした場合、
税金が300円から600円になったならば、
ほぼ倍の税金な訳です。
しかし、試算で税収は下がらないということは、
半数以上はやめないと言うことです。


国民の健康を考えてと言っているのに、
半分以下で良しとするというのは、
あまりにも中途半端な政策だと思います。


たばこと肺がんの関連はないというのは、
最近では当たり前の事実ですし、
たばこの害で重篤なものは、
もっぱらCOPD咽頭ガンです。


この2つの病気はほぼ、
吸っている本人しかかかりません。
副流煙で発症することは、
ほとんど考えられないでしょう。


そう考えると吸っている人自体を
減らさなければなりません。


やるならば、徹底的に
やってほしいものです。