Word 2013 で新規の白紙文書が、勝手に互換モードになってしまう

Word2013で、互換モードではなく標準モードで新規作成したい場合の設定方法を紹介します。


Word2013を起動し、ファイル→新規→白紙文書で新しい文書を書き始めたいとき、Word2013の最新の機能を使いたいのに、勝手に互換モードになってしまうことがあります。

これを解除する方法は2つあります。
まとめて紹介しているところは意外と少ないので、ぜひ参考にしてください。

標準の保存形式が変わってしまっている場合

標準の保存形式が、[Word 97-2003形式(*.doc)]などに設定されている場合は、以下のようにして変更します。


1.ファイルタブ→オプション

2.保存→【文書の保存】欄の「標準の保存形式」を[Word文書(*.docx)]にする

3.OK

4.いったんWordを終了させる

5.Wordを起動


この手順をふめば標準モードに戻ります。


複数の人で1台のパソコンを使っている場合は、他人が勝手に設定を変更することがあるので、その場合にはこのやり方で元に戻せるかもしれません。

標準テンプレートが書き換えられている場合

白紙を新規作成した場合、文書の設定がまっさらな状態から始まる訳ではありません。
標準テンプレートというものがあり、それにあらゆる項目の設定が記述されていて、新規作成時はこの設定が複製される仕組みになっています。
この標準テンプレートに互換モードの設定が含まれていると、新規作成時に互換モードで始まってしまうのです。


互換モードのところだけ設定を変えられればいいのですが、それは難しいみたいです。


このような場合には、標準テンプレート(normal.dotm)を削除してしまうのがよいようです。
大事なものがなくなったらWordが起動しなくなるのでは?という心配もあると思いますが、そこは大丈夫。
削除してもWordの起動に支障は無く、次回Wordの終了時にまっさらな標準テンプレートが自動で再作成されます。


標準テンプレートの場所は以下にあります。


C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Templates


AppDataは隠しフォルダなので、


1.「整理」→「フォルダーと検索のオプション」をクリックし、「フォルダーオプション」ダイアログを表示

2.「表示」タブ→「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」のラジオボタンをオン

3.「OK」をクリックして「フォルダーオプション」ダイアログをとじる。


以上の手順で表示されるようになります。


または、C:\Users\[ユーザー名]までを表示し、アドレスバーに\AppDataを追加して(C:\Users\[ユーザー名]\AppDataにして)エンターを押せばAppDataの中身が表示されます。そこから、目的のフォルダまで辿って行くというやり方でも大丈夫です。