ブルドクター最終回(2)
ついに終わってしまいました。
事件や人間関係でハラハラドキドキが多く、
楽しいドラマでした。
信念を貫いて仕事をすることの大切さを
考えさせられるドラマだったと思います。
それにしても、釜津田が警察官として
事件を見過ごせない
というのは分かります。
一度も見ていないご遺体にもかかわらず、
死因を究明したいとか、事件との関係を疑う
というのも行きがかり上理解できます。
しかし、大達先生が犯罪を犯してまで
行動に移すには動機が十分とは思えませんでした。
- 見ていないため、疑わしいご遺体かどうか現時点では不明
- 解剖をしても死因が分かるだけ
- 事件性があるかどうかは解剖するまで分からない
- 犯人を特定する決定的証拠にはならない可能性が高い
- 事件性を疑わせる証拠なら、武田教授のUSBと血液等のサンプルで、すでにいくつか存在する
- 武田教授はすでに意識を取り戻していて、過去の事件について自分の口から説明できる状況である
このような状況では、
死因が究明されてようやく、
警察が調査を始める程度でしょう。
事件かどうかも定かではないのに、
ご遺体を盗んでまで解剖するのは、
大達先生にとってリスクが高すぎます。
自殺ではありませんでしたと
ご遺族に伝えたいだけなら
いくら大達先生でもそこまでしないでしょう。
別のアプローチを選ぶはずです。
そこまでの行動に駆り立てるのは、
他人から頼られるようなシチュエーションが
絶対に必要です。
武田教授が意識不明のままで、
「代わりに私がやらなければ」
というストーリーならあり得ます。
また、釜津田が決意し、
大達先生に協力を強く望んだなら、
「あなたの頼みならしょうがない」
となってもいいと思います。
まあでも、法医学者とキャリアという、
警察関係者を留置所へ放り込むという
その絵面はおもしろかったので
良しとしましょう。