船頭多くして船山に上る

「船頭多くして船山に上る」
このことについてちょっと考えてみました。


言葉通りとれば、
『号令をかける人が多いと、失敗する』
ということです。


でも、船頭ではない人に視点を向けると、
『船頭以外の人は、船頭の指示に忠実である。』
『複数の船頭の指示を調整するようなことはしない。』
などの、日本人気質が見えてくる気がします。
素直であり、差し出がましいことはしない。


また、船山に上るに視点を向けると、
『思いがけない結果を、成果とは認めない。』
という、これもまた日本人らしいとらえ方ではないでしょうか?
同じ事を繰り返し、同じ結果を求める。
無難が一番。安定志向。


リーダー視点の人は、それ以外の人(サポーターと呼び
ます)の性質をあまり理解していない場合が多いもので
す。是非ともリーダーの方は、サポーターの素直な面を
活かしてほしいものです。


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